ドローン操縦テクニック FPV基本練習 1 FPVカメラとゴーグル調整 離陸から着陸

ゴーグルの調整

グーグルには、画面の明るさ、色の濃さである彩度が調整できる。

 基本は最高と最低の中間値に調整し、あとはカメラで調整して固定する。

 明るい晴れの日、暗い曇りの日や夕方には、それぞれ、見やすいようにゴーグルの調整をする。


FPVカメラの調整

カメラはレンズの焦点距離で見える範囲、角度(視野角)が決まる。

 

中低空のフリースタイルなら焦点距離23~25ミリのレンズ。周辺の景色が見やすい視野角で。オブジェクトが遠くから見える。

 

低空飛行中心のレース仕様うなら21~23ミリ。

広範囲が見えるので、フラッグやゲートの先の状況が見えやすい。

 

FPVカメラは、明るさ、明暗コントラスト、シャープネスを適切に調整する必要がある。

 

→ FPVカメラの設定値

 

※明るすぎると、晴れの日に画面が白飛びして見え無い

※暗すぎると、見えないだけでなく、ゴーグルで明るく補正すると、ノイズでザラザラになる。

コントラスト重視ではっきりと見えるように設定することが多い。

 

 


FPVカメラの視覚になれる

 目視飛行からFPVにステップアップするときに、一番大きなハードルが、前方の狭い視野角でしか、景色がみえないこと。

 

 横や後も見えない。目視飛行だと、機体が上下左右を向いていても、前後逆でも、外から見るので操縦できる。

 

 しかし、FPVだと、必ず進行方向に機体の方向と角度を向ける必要がある。

 

 

 

 


安全確保

 離陸する場合、パイロット、その他の見物人が半径20メートル以内にいないことを確認すること

 理想的には、ネットなどの遮蔽物で、万が一、人に向かって暴走しても、安全なように配慮することがのぞましい。

 

※機体が人に当たると、失明、流血などの人身事故になるので初心者にはものすごく危険です。

※必ず、経験豊富なパイロットに指導をしてもらってください。

 

 


離陸から着陸の練習

【離陸】するには、まず機体を地面に水平に置く必要がある。

 

【FPVカメラの角度】は、初心者は20-30度の浅い角度にする。

カメラ角度が深いほどスピードが上がるので、ホバリングと着陸だけなら、0-20度が使いやすいです。

 

 

 


離陸の手順

  1. 送信機をニュートラルポジションにする。
  2. バッテリーをつないで、フライトコントローラーの軌道オン、メロディが正常かどうか確認する。
  3. 水平な地面に機体を置く。
  4. ゴーグルをつけて、FPVカメラ映像が正常かどうか確認する。※OSDで電圧など、計器の数値を確認する。OSDはONスクリーンディスプレイで、カメラ映像に重ねて、電圧、電流、時間などが表示される機能。
  5. アームスイッチをONにする。
  6. プロペラがアイドル回転していることを確認する。
  7. スロットルを低速から30%程度にあおって離陸する。
  8. アングルモードなら、機体の水平は自動制御なので、高度を2-3メートルに維持してホバリングする。

 

 


ホバリング 空中静止

  1. アングルモードなら、機体の水平は自動制御なので、高度を2-3メートルに維持してホバリングする。
  2. ヨーターンで景色を確認
  3. ロールとピッチで前後左右に移動
  4. FPVカメラになれるために、前進後退、旋回などはせず、離陸位置から半径5メートル以内でホバリングさせる。
  5. FPVカメラの映像と操縦の感覚になれる。

 

 

着陸の手順

  1. FPVカメラ映像の景色を見て、離陸した地点の上空に静止させる。
  2. ピットロールをニュートラルにして機体を安定させる。
  3. スロットルを下げて下降する。
  4. 地面が近づいてきたら、地面に設置するか、設置する直前に、アームスイッチをオフにする。

 

 地面から10センチ以内なら、うまく着陸できますが、1メートルぐらいだと、墜落転倒して、プロペラが曲がったりするかもしれません。

 

 

 


着陸後にすること

ディスアームして、プロペラが完全停止していることを確認する。

 

つづく