betaflightのOSD設定の方法

まとめ

  1. betaflight 3.1.7
  2. 初期設定の方法
  3. 表示が小さいNTSCで設定
  4. 表示項目は 電圧、フライトタイム、オンタイム、合計消費電力、スロットル、RSSI
  5. OSDを使う本当の意味

 

 

 


osdとは

FPVのゴーグルの映像に、機体の情報を文字で表示すること。

 

数年まえから同じような目的の機能はあったが、OSDだけ専用のユニットが必要であったり、使いにくいものが多かった。

 

BETAFLIGHTが、熟考されたすばらしい表示機能を搭載したことから、FCの専用チップを搭載して、一気に一般化した。


どのBETAFLIGHTなら使えるのか

betaflight 3.1.7以降で使う

FCのBFF3がBETAFLIGHTの機能をフル活用できるFCですが、これを使うのがOSDを最大限活用する秘訣です。

 

 

 


PALで設定すると、NTSCだと下が見えない

表示が小さいNTSCで設定すれば、見えるので大丈夫


表示項目とその意味

表示項目は 電圧、リアルタイムの電流、合計消費電力、フライトタイム、オンタイム、スロットル、RSSIなどFPVには必要な数値。

 

かなりのベテランでも、電圧計だけあれば十分とか行っているひともいる。FPVを過放電だけ意識してレースをするならそれでよいでしょう。

 

 



何のための表示か?

リアルタイムの電流は、20Aとか80Aとか、最大120Aとか。これをみることで、燃費がリアルタイムでわかる。全開で、80Aしかいかないプロペラがいいのか、120Aまでいくのがいいのか、判断材料の一つ。Aの割に、前に進まない機体もある


電圧は、バッテリーの残量を15V以下になったら30%きったなとか知るため。これだけで終わっているひとは初心者。

 

 

電圧は、スロットルを全開にすると、16.5vから瞬間に15Vまで下がることがる。これをサグという。この度合いをリアルタイムで見ることで、バッテリー寿命が来ているとか、95Cと65Cはやっぱり違うなということがわかる。

 

「95cにしたら、やっぱり最高速が速いわー」とか言う人、何もわかってません。

 


 

合計消費電力が、消費した全電力の合計です。これで、1300Mahのバッテリーで1100mah消費したとかが、具体的にわかります。

つまり、電圧で見ているひとは、サグのことが理解できてないので、一体いくら残っているかを誤解するでしょう。

 


フライトタイム、オンタイム

があります。どちらも時間ですが、フライトはスロットルをあげて飛び立ってからの時間経過。通常、2分から2分30秒ぐらいがバッテリーの限界です。

 

では、オンタイムのほうが何?

バッテリーをつないで通電したあとの時間経過です。フライトタイム程、大事じゃないと思いますか?

 

これで、VTXがオーバーヒートしないかを見てるんです。

VTXが飛ばずに、風が当たらない状態で電源オンにすると、どんどん熱くなり、最後には壊れます。通常、1分ぐらいで画面の映像が乱れ始めます。最後には、ごま塩かブラックアウトします。

 


スロットルは、アクセル開度です。実際にゼロから全開のときに、本当に送信機から0から100%で信号が行っているのかを知るのがこれです。

 

全開なのに、いつもより遅いときは、95%しか行ってないかもしれません。また、0のはずなのに、3%とかになってます。最低スロットルの設定の関係です。

 

 


RSSIは、送信機の信号を受信機が受け取っているかがわかります。

送信機の機能では、テレメトリーといって、Futabaだと超高級機にしかない機能です。

でも、ドローンだとVTXで機体情報をフィードバックできるので、このRSSIを表示すれば、電波が弱いとか、バインドしてないとかがわかります。

 

最近、フェイルセーフで機体を落としてばかりのひとがいましたが、きっとRSSIは見てないのでしょうね。

 

 

 


dvrで録画して分析するためのもの

OSDは本当に何のためなのか?

バッテリー残量なら、2分だけ覚えてれば、電圧とか別に見えなくても良いのです。

 


機体の正確な情報を、スロットル回度や上昇角度、不可をかけたターンなどのときに、ESCが火を噴く、モーターが熱くなる、その原因をさぐるための情報を録画するためなのです。

 

デバッグモードということです。

 

カタログだけみて、最新のハイパワーモーターを買ってしまうひとは、このOSD情報を見ながら、機体が限界を超えないかをチェックすれば、過電流で壊すことはないのです。

 


本当に、IT(インフォーメーション・テクノロジー)

 

情報を活用する技術力が問われる時代だと思います。

 

単なるデータなら、不必要。

自分でそれを理解して、次の行動に活かすから、情報に意味があるのです。