最新トラブル総まとめ

LIPOバッテリーのハンダ付け

 

【やりたいこと】

死んでいるセルを切り離して、4セルを3セルにすることを目指します。

 

ポイント1:アルミ用ハンダを使用する。

ポイント2:アルミハンダ用のフラックスを使用する。

 

 

【危険度】★★★★

【注意】

セルの+ーを絶対にショートさせないこと。爆発して、燃えます。
セルの端子がアルミのため、一度ハンダを外すと、二度とつかない場合があります。

 


lipoバッテリーハンダ付け方法

日本語で検索しても、全く出てきません。
英語だと、山ほど出てきます。

 

検索「lipo battery cell soldering」

アルミ端子のハンダ付けを解説

  • アルミ端子のハンダ付け方法
  • アルミハンダ付用のフラックス(松ヤニ的なもの)
  • アルミは、表面が酸化しやすく、表面張力が高いので、普通のハンダが全く付きません。

 

 

手順

  1. 端子にフラックスを塗布する。
  2. 配線コードにフラックスを塗布する。
  3. それぞれ別々にアルミ用ハンダをコテで溶かして着ける。
  4. 端子と配線に固着したハンダ同士をコテの熱で溶かして着ける。

 


  • コテ温度 350-400度に設定。
  • コテは60W。一番安い30Wだと、熱量が足りないかもしれません。

 


道具をそろえる


アルミ用ハンダ

アルミ用ハンダは、ホームセンターなどでは手に入りません。やっと見つけたのが、電子部品のパーツ屋さん。

 


普通のハンダは、500円(2-4M)ぐらいで買えます。

 

用途別に、鉛とスズの配合率が異なり。融点がことなり、酸化耐性、作業性などが変わります。

 ラジコンホビー用、電子部品用などと書かれているもので良いと思います。

 

 私は、高いHAKKOのものを、FC周りに使用して、バッテリー端子などの大きなところには、中華製の格安ハンダを仕様しています。品質性能は違う気がします。

 

 

 


ちょっと高級品


格安・普及品


アルミ用フラックス

普通の銅線や基盤に使うフラックス(ヤニ)です。

 


マニキュアのハケ付きの液状タイプが便利です。

 


固形のペーストタイプもあります。コテ先をズボッと突っ込んで使います。

 


意外と重要視していない初心者が多い大事なものです。

コテ先をクリーニングするコテ先クリーナー?

 コテは、400度で電源オン状態で待機させていると、表面が参加して、黒くなってきます。クリーニングすると、銀色のハンダのきれいな色になります。先が参加すると、クリーナーでこすって、参加面を落とさないと、ハンダが付きません。

 通常、20秒に1回はクリーニングしながら、ハンダ付を行います。

 

 


ハンダゴテ

  • コテ温度 350-400度に設定。
  • コテは60W。一番安い30Wだと、熱量が足りないかもしれません。
  • 温度調整ダイヤルがあるものがおすすめです。

  • HAKKOというメーカーが世界のブランドとして有名です。
  • 数千円以下のコテにコンセントが付いている程度のものと、プロ向きの別体の温度管理するステーション型の2種類があります。

高級なステーション型は、温度管理がきめ細かく、コテ先の温度がハンダ付でも下がりにくいです。

特に、使わないときの置き場所では、温度を下げて待機状態にして、コテ先の酸化が進まないように管理されます。

 


  • レースの現場でつかう、XT60端子で4セルバッテリーで使えるハンダゴテもあります。