VTX専用マウント TBS Unify Pro HV Race用

まとめ

レース定番のUNIFY PRO

FCに重ねる専用マウント
アンテナ改造に対応
フローティング・マウントに対応

ヒートシンクに対応

 

デザインにノウハウが凝縮されています。


ただし、マウント自体の耐熱特性が170度まで。

実用上問題はありませんが。

もし、実際に、温度計測して、VTXがそれ以上なら溶けます。熱伝導性の両面テープなどを間に挟む必要があります。



レースでは定番のVTXといえば、Unify Pro

IPEXコネクターでアンテナのシールドケーブルを作ったのは革新的ですが、日本だと結構そのままで使っているひとが多くてびっくりです。

「ポン付けのチューニング」といいます。つまり、買ってきて、ネジで止めて完成しただけ)

 

  • アンテナが取れてなくなるでしょ?
  • IPEXの反対側のSMAが思いでしょ?
  • ビニールのラップが溶けたり、破れたりするでしょ?

 

少なくとも、アンテナの固定を改造しないと、そのままは使う気にはなれません。


熱対策してますか?

あとは、オーバーヒート対策です。以前、半額以下の安い定番VTX(TS5823系)を使用してたときは、熱いと言っても、触ってあついな?ぐらいでしたが、恐るべしUnify Pro。

 

触ると、

 

熱っ!!!やけどしそう!
(いや、やけどした!)


基盤も燃えるでしょ!

 

オーバーヒートで電子部品の寿命縮まるでしょ!

 

飛んで風を当ててください。

マニュアル読んでみると、カーボンフレームとかに接触させて熱を逃してください、とかメーカーも危険を感じています。

 

 


fc上に重ねて固定できるFCマウント

フライトコントローラーの上に、VTXを重ねて固定できる専用マウントを開発しました。

 

実は、VTXを製造販売しているTBSは、FCに重ねられるマウントも販売しています。

 

この現行品は、プリント基板の素材を使ったもの。

 

 


実際に購入して、使用しています。そして、その製品に何が必要なのかを研究開発をしてTeam_FPV-Xのカタチにしました。

 


Team_FPV-Xが、新規開発したオリジナル

 

Team_FPV-Xが、新規開発したものは、それにあらゆる機能を研究してデザインしたものです。

 

  ノウハウが設計デザインに盛りだくさんに反映されているので、理解できないかもしれません。

 

 でも、実際にこれを使用するときには、以下の説明が役に立つと思います。

 

 

 


タダのプラスチックの板1枚ではありません

 マウントのウエストラインを細くしているのは、ただのデザインではありません。ゆるく締めたタイラップのズレを防ぐためです。

 また、下のフライトコントローラーのコネクタやLED、ハンダ付けにアクセスできるようにしています。


  1. フライトコントローラーの基盤の上にプラスチックネジで重ねて固定できるのは純正と同じ。ただし、素材はPLA素材、いわゆるプラスチックで衝撃に対して割れることで安全マージンを確保します。
  2. TBS Unify Pro HV Raceの専用サイズできっちりおさまります。
    ただし、純正はハンダ付けでガッチリ固定します。
     しかし、導風、ヒートシンク、衝撃緩衝を考えると、タイラップでフローティング固定するのが良いと考えました。
  3. TBS Unify Pro HV Race本体をタイラップ(インシュロック)で締めて固定するための穴が両脇(ウエストライン)にあります。
     純正だと、正方形なのでタイラップで外から巻いて締めるとズレて固定できません。しかし、これは専用の穴で一定の隙間を確保して確実な固定が可能です。

※以上が、普通に購入して使用する場合の説明です。

 

※以下の説明は、当サイトにある全てのコンテンツを研究してからでないと理解が難しいかもしれません。

 


さらに、改造アンテナ用のマウント機能を追加しました。

 アンテナ改造をするひとのための固定用の穴です。

LINEAR antenaと呼ばれる極細の小さいアンテナがレースの定番です(世界では普通)。

 軽く、壊れず、省スペース。

 しかし、ノーマルで「ポン付け」だと、IPEXコネクタが外れてアンテナが無くなった苦い体験があるのではないでしょうか。

※この対策方法は、どこかに掲載している記事にあります。

 

上と下に2つづつの穴があります。
これは、アンテナの細いシールドケーブルをタイラップで固定するための穴です。VTX改造では定番の「細いネズミのしっぽのようなアンテナ(リニア・アンテナ)」をIPEXコネクタで取り付け、タイラップで固定してください。

ノーマルでは、しっかり固定する方法がありません。

※ホットグルーでは、熱で溶けてしまうUnify Pro特有の問題があります。(実際やってみて、びっくりしました!)

 

 


アンテナ・マウントの改造を簡単に書くと

マウントは、フレームの前方が上、後方が下です。

  • VTXを購入したままのアンテナ配置で使用する(極一般人)は、アンテナが上、配線ケーブルコネクタが右下となります。
  • 世界のトップパイロットたちが実践しているVTXのアンテナのマウント改造をするひとは、VTX本体を180度回転させて、アンテナは左下から突き出します。つまり、本体は180度、そしてアンテナは更に180尾回転させます。
     マウントには、ipexの反対側でアンテナをタイラップで固定するための穴が2個あります。
  • 右下の2個の穴は、配線ケーブルコネクタの配線をタイラップで締め上げて脱落を防ぐためのものです。

高価なVTXに熱対策しないわけにはいかない

真ん中の大きな四角い穴は、軽量化とデザイン上の美しさを追求しただけではありません。VTXが恐ろしいぐらいの熱を発して、オーバーヒートすることは知っていると思います。ここから、VTXに直接、飛行時の風を当てることができます。

 

ここまでは、誰でもわかる一般知識。


別売 超うす型アルミ・ヒートシンク

 さらに、真ん中の大きな四角い穴は、専用の超うす型アルミヒートシンクのサイズになっていて、熱伝送タイプの耐熱両面テープでVTXに貼り付けることができます。

 アルミのヒートシンクは2mm厚なので、マウントからほとんど出っ張りません。FCとのクリアランスも確保できます。


※VTX本体を固定するウエストラインのタイラップどめをすれば、アルミヒートシンクの両面テープどめが外れて落ちることが防げます。


別売 外装をほぼする超耐熱テープのシークレット

 絶縁できる超耐熱テープを外側に巻きつけて保護すれば、電気ショートを防ぐことができます。

 

バッテリー電源からのショートは絶対に防ぎたいので、露出した実装部品は、絶縁テープで隔離します。

 もちろん、熱伝導、導風対策を考えて。