最初の1週間
【合格のポイント】
以上の課題を体が覚えるには、最低でも1週間かけて、脳に刻み込む必要があります。
※いきなり、機体を飛ばすのは非常に危険で、機体ロストや大事故につながる行為です。
PCドローンシミュレーターはどれを使えばよいのか。
初心者向きの無料で使用できるシミュレーター
free rider
実機でホバリングできる程度から上級レベルの練習がしたい人向け
lift off
Verocidrone
結論から言うと、上級レベルまでモード1で教えられるひとが周りにいない場合、迷わずモード2を選んだほうが良いです。
操縦方法を学べるYoutube動画で、スティック操作はほぼ全部がモード2です。モード1だと、学べる方法が他にありません。
ドローンの世界だけで考えれば、モード2を選んで間違いや後悔はないです。
自分の周りにいて、手取り足取り教えてくれるひとがモード1しかいない場合、モード1でないと教えようがありません。
ただし、ラジコン飛行機と両方飛ばしたいなら、モード1が良いでしょう。
世界のほとんどのドローンパイロットが使用するのはモード2です。
モード2では、前後左右の傾き制御であるピットロールは、右スティックの傾き操作だけで行います。
一方、日本の飛行機で標準的なのがモード1です。
日本で2015-2016年頃の初期からドローンをやっている人の多くは、ラジコン飛行機、ラジコンヘリコプターを長年経験していたので、モード1がほぼ100%でした。
これは2016年頃までの日本の特殊なラジコン業界事情によるものです。
2017年以降は、ドローンからラジコンを始めたパイロットが現れ始め、世界のほとんどで使用されているモード2がメジャーになっています。
モード1では左右のスティックに別々に、ピッチとロールの操作を行う。つまり、機体の傾きを左右のスティックの組み合わせで行います。
これは、目視で行うラジコン飛行機ならではの歴史経緯があります。
大昔、過去2チャンネルしかなかった送信機が3,4チャンネルが追加されて進化したラジコン模型飛行機の事情でモード1が成り立っています。
実際の飛行機では、モード2と同様に、ピッチロールは一つの操縦かんでおこなうので、過去のしがらみをとるか、やりやすい実を取るか。自分の周りの環境しだいで選んでください。
【合格のポイント】
★スロットル操作(離陸)
※アーム後は2-3%のアイドル回転で回る。初めての人は、壊れてるかと勘違いすることがある。
アイドル回転でモーターが回るのは、アームしていることを目視確認するための安全設定です。
※回らない設定も可能ですが、アーム状態が目視できないので非常に危険なのでしないこと。
★ロール操作
※傾くだけで、車のように曲がるわけではない
★ピッチ操作
※前に傾けでスロットルを上げると前進する
※ピッチとロールは合わせて一つの動作と考えて操作するのが良い。スティックの傾きと機体の傾きは同じ動きです(モード2に限る)。
★ヨー操作
機体の機種を左右に振る操作。
これ単独では、左右の旋回はできない。
ヨーとロールの組み合わせで軌道が左右に旋回する。
ヨー操作は、バイクで言うと頭を左右に振って、進行方向を見定める動作。
バイクは、左右に傾ける動作をしないと実際には道を曲がれない。傾ける操作がロールです。
【最初の1か月は、機体を壊すこととの闘い】
初めての人は簡単に制御できると思い、いきなり1メートルぐらいの目線まで離陸させてホバリングを練習して、スロットルで着陸させようとするかもしれません。
おそらく、最初の数回で機体が破損するほどの墜落を経験し、その先の練習ができなくなるでしょう。
レーシングドローンは、空中3メートルぐらいから、父の地面に墜落して転がっても、簡単には壊れません。しかし、10回落とせばアンテナ、カメラ、モーターなどが壊れます。
初心者は、操作自体を習得していないので、機体制御が即墜落となることが多いです。
これはピッチロール制御を体が覚えてないために即パニックになることが原因です。
浮上すると緊張で頭が真っ白になり、ディスアームスイッチの操作を忘れてパニックになる場合があります。まずは、ディスアームから練習します。