定期メンテナンスのすべて

全バラ点検

手順

※実際にやりながら記録

 

  1. プロペラを外す。
  2. モーターの回転軸のフレを確認する。
    ★手回し法
    ★電動ドライバー法
  3. ESCのカバーテープを外して目視確認する。
  4. ESCのハンダの状態を確認する。ハンダが衝撃で外れていないか?白い信号線、赤いプラス線が外れると、ショートして燃えます。
    → 外れないきれいなハンダ付けの方法
  5. ESCのコンデンサに傷はないか。3x2ミリ程度の赤レンガのような、またはチェルシーのキャラメルのような形の部品が5-7個実装されている。それが、コンデンサー(電気を一時的なためて安定化させるもの)。これが、焦げて燃える。
    → ESCが燃える原因と対策法
  6. ESCとモーターの間の黒い配線3本の端から端まで目視チェック。傷はないか、モーター側でぐらついてないか。
  7. カメラマウントのネジの緩みを確認。
  8. カメラボディの損傷がないか。ある場合は、内部の基盤、センサーがガタついたりしているかも。
  9. カメラレンズの傷などがないか。
  10. フレーム固定ネジの緩み、抜け、ネジ舐めがないか確認する。
  11. 上部フレームを取り外す。
  12. VTXアンテナガードの損傷をチェック。
  13. VTXアンテナのカバーテープの損傷を確認する。
  14. アンテナの頭(クロバーリープのところ)と軸のつなぎ目に型がないか確認する。
  15. カメラ配線に傷、断線、ハンダ付けの不良、絶縁パイプのズレがないかチェック。
  16. VTX配線に傷、断線、ハンダ付けの不良、絶縁パイプのズレがないかチェック。
  17. FC配線に傷、断線、ハンダ付けの不良、絶縁パイプのズレがないかチェック。
  18. 以上があったら、テスターでチェックする。
  19. VTXのSMAコネクタとアンテナのコネクタのネジの緩み、型、壊れを確認する。
  20. VTXのヒートシンクの取付状態を確認する。
  21. VTXの取り付けのタイラップ、両面テープの傷、ハズレがないか確認する。

 

 

 

 


  1. バッテリーをつないで点検する。
  2. スモークストッパーを付けて、バッテリーを接続する。
  3. ストッパーの電球の具合を確認。
  4. TXの電波がないとアラームが鳴るので、送信機の電源を入れる。
  5. バッテリーをつないで30秒立って、VTXの熱の状態を指で触って確認。

→ 熱くならない 正常

→ ヒートシンクが必要なわけ

→ VTXはフローティングマウントが最先端のやり方

 

 


つづく

 

詳しい解説


詳しい手順と解説


 1)プロペラを外す。

 

プロペラの痛み具合から、衝突、傷などを確認していく。気づいたことは、ウェブにメモしながら。

 

→ プロペラの壊れ方でわかる機体のダメージ診断

→ プロペラの選び方(練習用と本番用)

→ モーターとESCとプロペラのバランス理解

 

 


2)モーターの回転軸のフレを確認する。
★手回し法
★電動ドライバー法

 

回転させてみると、軸がぶれているのがわかる。モーターを機体に取り付けたまま、機体が微振動するのを観察する。または、ひどい場合はモータベルとマウントフレームの隙間が広がったり、狭くなったりする。

motor1 ◯ 手回し、△ドリルで微細なブレ

motor2 △ 手回しでヒューンヒューン(ゴロゴロ)、ドリルで微細な軸ブレ

motor3 △ 微細な軸ブレ

motor4 ◯ 正常

 

結論:Racestar モーターBR2205S(2300kv)は全部交換。1週間前に、同型の1セットを全部新品交換したが、5日(約40パック)で使用不可能な状態まで消耗。芝生の地面に墜落、フラッグポールに激突など数十回はダメージを食らっている。結局、8個買って、2セットを約20日程使って、生き残ったモーターは1個。

 

 しかし、他のメーカーのモーターでは3ヶ月以上問題なく(アルかも)仕様継続できている。

→ 念のため、SE2205を検証

 

 まず、軸径が細い(チタンというが)、日本製ベアリングというのが実は品質悪く、がたがたする。banggoodの最安商品なので手を出したが、これなら2割増しの価格で2割以上パワーがあり、寿命も5倍以上のモーターを選んだほうが良いと思う。 

→ オススメの練習用モーター

 

 


3-6)ESC周り

 

ESCのカバーテープを外す。

 

【ESCカバーテープ】

テープの傷具合を見ながら、どんな外傷があるのかを分析していく。

→ ESCをタイラップでとめているだけの人をたまに見るが、論外です。

→ 壊さないESCマウントの方法

 

motor1はペラで叩いて、下の保護用の板が露出。その他は、テープがペラで叩かれて、角が削れている程度。

ただし、テープは1回巻き直しているので、傷はそれ以上あった。ペラは、ぶつかったときなどに曲がって、ESCなどをぶっ叩いて壊すので、ガードは必須です。

 

【ESCガード】

定番のプロペラをニッパーでカットして、ESCの上部に両面テープ(厚さ1ミリ程度のブチル系)を7x20ミリ程度で張り、その周りを絶縁用ビニルテープで2重程度巻く。

 

→ 両面ブチルテープ

→ 絶縁ビニルテープ

 

※アルミ製のESCカバーもある。ただし、損傷具合は確認できなくなる。

 

【ESCを固定するタイラップ】

内部でタイラップが切れていた。外部はビニールテープで巻かれて小さな傷しかなかったが、ビニルが剥がれた部分はプラが直撃して、タイラップをカットしたと思われる。

 ESCには、壊れやすい電子部品、コンデンサなどが載っているので、ガード無しだとESCは簡単に壊れる。

→ いつも、ESCからショートして煙や炎を出しているKさん

→ ESCのハンダは必ず完全被覆すること(できればEVAで封止)

→ EVA封止の方法

→ ESCを固定するタイラップ

  

 


7-9)カメラ周り

 

7)カメラ固定ネジ

 

カメラをフレームに固定するネジは、左右2個。このネジがただ組んだだけの場合、必ず、緩んで外れてなくなる。

カメラが何かにぶつかると、カメラが上方向に傾くが、このときにネジは緩む。

 

 → レンズの固定ネジの固定方法(EVA封止)

 → カメラガードがないと前方からポールなどにアームが衝突すると、必ず前2本のアームからカメラに直撃する。(股を開いて、股間をぶつける感じ)

 

【カメラガード】

 → カメラガード

Runcamだと、予備のカメラボディーが1個ついてくる。

 

【カメラボディーの交換】

 → カメラのボディーの交換

 

8)カメラの内部分解点検

 

カメラは左右の固定ネジを外して、後ろの配線コネクタを外して、カメラボディーを取り出す。

 そして、ボディーの背面の2個のネジを外せば、内部のセンサー基盤が外れる。

 センサーは、レンズから来た光を、デジタル信号に変換する眼のなので、手の油がつくので絶対に手で触らない、またホコリなどが付着すると、映像が点でぼやけるので、カメラレンズの洗浄方法で完全に清掃、脱脂すること。

→ センサーの洗浄方法(薬剤、拭き取るもの)

→ エアガンでダストを除去(小型のエアコンプレッサー、エアガン)

 

9)カメラのレンズ

カメラレンズの周辺を目視でチェックして、傷がないかを確認する。ピント調整の固定ネジ(ナット)が緩んでいないか。 

 → ピント合わせの方法

 → レンズの洗浄方法

 → GOPROのレンズにアップグレードする方法(なぜ、映像画質が向上するのか?)

 

 


10-11)

10)フレーム固定ネジの状態を確認する。

 

 → どうして、チタンねじにするのか?

 → ネジの緩みどめの対策が必要なわけ

 → フレームキットについてくるネジを使うのはNG

 → ネジの締付けトルクの管理

 → 六角レンチは何を使うべきか?選び方。

 

【フレームネジ固定】


12-14)VTXアンテナ周り

 

→ VTXアンテナガードの作り方

→ 壊れにくいアンテナとは

→ VTXアンテナの種類と選択

→ SMAコネクタとRP-SMAコネクタのちがいと注意点

→ アンテナの右巻き、左巻き

→ アンテナの緩み対策

→ SMAコネクタだとオーバーヒートでVTXを壊すリスクがあるのはなぜ?

 

 


15-17)配線とハンダ付けのチェック

15)カメラの配線

16)VTXの配線

17)FCの配線

モーターの信号線、プラスマイナスの電源線をチェック。

配線のハンダが撮れている箇所がないか?LED、ブザー、受信機RX、5V電源入力

→ どうして、オールインワンにするのか?

→ PDBはどうして独立していた(過去)のか?

→ キャパシタのハンダと固定法

→ キャパシタで逆流電流とノイズを防止する

→ 5V電流をとるためのレギュレーターと映像ノイズの関係

 

18)テスターでショートがないかチェック

→ テスターを買う

→ テスターの基本的な使い方

→ 基準の抵抗値をメモっておく

→ スモーク・ストッパーを自作する方法

→ どうして、バッテリーをつなぐとショートして、煙が出て壊れるのか?


19-21)VTXとアンテナ