【KababFPVのプロペラレビューのまとめ】
まず、プロペラの風切り音が超高音ですね。これは高回転域を常用しているためです。スロットルの細かいオンオフが小刻みなタイミングで音からわかりますが、これはレスポンスが良い証拠です。
17秒あたり
オレンジはV2でバージョン2の新しい形状になっており、バージョン1の白と比較しています。
V2のほうが真ん中の幅が広く、ピッチ(ひねり)がきつくなっています。これはより推進力を向上させているということです。それに合わせて、モーターの軸を通す穴の厚みが3割増しになっています。全体的に剛性を向上させているので、ハイパワー、ハイトルクのモーターで回しても、ブレードがしなりすぎて、ビビりやピッチが浅くなったりしにくい構造になっています。
Kababさんがいうには、白のバージョン1をデザインした開発者は、当時なにもFPVのことわかってなかったけど、結構いいのができて、バージョン2では結構わかってきたので、よりリファインしたのだろうと言っています。
3分あたり
V2はパンチがあり、速い。V1はスリースタイル向き、V2はレースでもok。
V2はかなり電流食うので低めの2300kvぐらいがいい。
※2700kvとかだと、電流がかなりオーバーに食いすぎてバッテリ過放電、ESC燃えのトラブルが怖いです。
5分あたり
木の周りをぐるぐるしていますが、スロットルを入れた瞬間に回転はピークまで加速しています。回転だけでなく、機体が前にグイーとすすんでいるのもわかると思います。
※Kababさんは、本業は歯医者ですが、FPVオタクで理屈をこねる超辛口マニアです。
ここ数年の膨大なビデオに、ありとあらゆるパーツのレビューと「彼オリジナルの最速理論」をぶち上げてきたひとで、すではFPV界では唯一無二の理論派で、飛ばすほうはフリースタイルの趣味程度ですが、すでに多くのフレームデザインで実績を上げて有名になっています。ブランドは「Floss」、多くのメーカーがデザインをパクったりするほどオリジナルの発想がすごいです。
超軽量のレースフレームの概念と新製品開発でいくつも実勢を上げており、歯医者さんなのに、世界トップレベルのFPVパーツデザイナーです。
【FPV-Xレビュー】 2017年から2018年の時点で実際に使うプロペラで一番のおススメはこれです。
プロペラのデザイン形状は、コントロールとレスポンスに優れたHQ5x4x3(2015年からのフリースタイルのド定番)の進化系といえるもので、より幅広のブレードと先端部分の丸みを帯びたままとがったテーパー形状は、低回転からのパワーレスポンスをそのままに、高速回転での推進力を確保しています。
最高速度域での加速は頭打ち傾向になりますが、常用回転域が中高速なら加速レスポンスはトップクラスです。
フリースタイルにも、レースにも使いやすいバランスの良さがあります。
レスポンスを犠牲にせずにスピードも確保できるプロペラの中のベストチョイスといえると思います。
46のピッチはミドルクラスのハイパワーモーターでも使えるトラクションを確保でき、モーターのオーバーヒートやバッテリーの過放電も、ほとんど気にならないので、練習から本番まで使えます。特に、ESCやFCなどの電装系に買負荷をかけることもないので、練習で常時全開飛行が可能です。
ここ一発の最高速で抜き返したいとか、落とさずに飛びきれば結構速い、というようなレース志向のプロペラというわけではありませんが、実力があれば入賞して当然の性能は出ると思います。
【相性の良いモーター】
フリースタイル志向なら、2306-2400がベストバランスなモーターパワー特性だと思います。
レース志向なら、2207-2400当たりのハイパワーで、高回転域を中心にテクニカルコースを俊敏にすり抜けるような飛ばし方に向いています。
スロットルを動かしたときに、オンオフともに、瞬時に入れたい回転域にもっていけます。
具体的には、レース本番を意識するなら30ドルクラスのT-motorならF 40系などミドルクラスのハイエンドモーター。練習で楽しみたいなら、20ドル以下の低価格のラインならRCX 2306-2450がベストマッチングです。
このプロペラは、GT500 レースカーで言えば、低速はだるいけどグイグイ加速して、ドッカンパワーで直線で追い抜くようなポルシェターボ的なスタイルではありません、
自然吸気エンジンの全回転域のスロットルレスポンスをいかした微妙なスロットルコントロールが可能です。タイトなコースでコーナリングスピードを稼ぐ、NSXのようなハンドリング重視のドライビングスタイルに向いたパワー特性とコントロール性があるとおもいます。
フィーリングとしては、直線のタイムは出るけど操縦が楽しくないスタイルではなく、操縦レベルが高ければ確実に速さを維持でき、操縦が楽しいスタイルです。
【相性の良くないモーター】
46ピッチは、結構角度がきつめなので、ローパワーのモーターでは使わないほうがいいとおもいます。モーターがトルク負けして、中高速での加速レスポンスがわるくなり、モーターの許容電流量が上限を超えそうになります。
【おススメ度 ★★★★】
DALは一応、開発者がオリジナルに努力してデザインしているメーカーで、レースの上位レベルの人たちが愛用するメジャーメーカーです。
性能はトップクラスでも価格が少し割安に設定されているので、日本の中上級者には2017年、2018年のベストチョイスだと思います。
Consectetur adipiscing elit. Inscite autem medicinae et gubernationis ultimum cum ultimo sapientiae comparatur.
Mihi quidem Antiochum, quem audis, satis belle videris attendere. Hanc igitur quoque transfer in animum dirigentes.
Tamen a proposito, inquam, aberramus. Non igitur potestis voluptate omnia dirigentes aut tueri aut retinere virtutem.