世界一のレッスン動画19-21ドローンシミュレーター

ジョシュアが2015年にはじめたドローンシミュレーターの使い方から操縦レッスンの動画を紹介します。シミュレーターは無料版で利用できるFreeriderです。

その他のシミュレーターの紹介はこちらです。

 

 

レッスン19 8の字旋回

牧場で練習するところからはじまります。

 

  1. 1つのゲートをオブジェクトして決める。低空飛行で進入。
  2. ゆっくりと右旋回からゲートくぐり
  3. ゆっくりと左旋回からゲートくぐり
  4. 8の字旋回で連続で練習
  5. スピードを上げるときには、ロールで角度を内側に倒す。
  6. できるだけ小さな定常円で旋回するように練習する
  • 内回り気味だと補正が難しいので、大回り気味にゲートに入ると微調整がしやすい
  • 実際のドローンレースでのフラッグやゲートを通過するときに知っておくと役に立つセオリー。
  • 地面から数メートルで安定した高度を維持できるように練習する。スピードが変化すると高度が上下するがピッチ調整でうまくバランスをとる。

 

この8の字旋回が基本マスターの最重要課題です。これがマスターできると、「定常円旋回で空気をグリップして、空気をつかむ感覚が身に付きます。

 

逆に、これをマスターしないと草履でアイススケートリンクのコースをつるつる横滑りしているのと変わりません。この練習は、一日30分連続で行ってもいいと思います。

 

 

 

 


レッスン20 スローでスムースが速い

  1. 速くゲートをくぐろうとしてクラッシュしては意味がない
  2. できるだけ低速を維持しながら、すべてのゲートをクリアする練習をする
  3. 映像の動きを目が認識して、指が自動的に補正するようになるまで、体に覚えさせます

 

とにかく、クラッシュしては練習にはならない。

本番では絶対にしてはいけないこと。

 

ジョシュアいわく、武道の世界でも

 

ゆっくりとスムーズに、スムーズだと速くなる

 

とのことです。

 

時間をかけて、スピードを養っていくということを重要視しています。

 

勢いで、ぶつけて壊してばかりのパイロットは、身の回りにいませんか。

限界を超えないと、上達しない、といっているひとが、結果それほど上達していないことは1年後にわかってきます。壊さないひとが結局、長く練習しつづけてうまくなるとおもいます。

 

日本トップクラスの上級レベルでも、一番速いタイムを出すけど決勝では墜落というひとがいますが、本当に練習している上級者なら墜落を避けるコントロールができないパイロットは勝つことはできないです。

 

本番でビビりすぎて遅くて墜落するひともいますが、練習以上の結果をだそうと勢いあまって墜落するようでは完走すらません。

 

これは、才能とか運ではなく、自分が制御して、練習をきっちりこなせばだれでも習得できることなので、あせらず繰り返しゆっくり練習をすることで、いずれ速い動きが可能になるのです。

 

 

 

 

 

 


定常円旋回で8の字の字練習の具体例

具体的には、直線を爆走して、ゲートを急旋回、そしてまた直線加速で爆走。これはダメです。

 

「定常円旋回の8の字にはじまり、8の字に終わる」

 

  1. すべてのオブジェクトをできるだけ大きな円弧でつないで、できるだけ「定常円旋回」だけでクリアする練習をしましょう。
  2. 最初はトレースするラインは数メートルのブレ、最後は30センチいないのブレに。
  3. スロットルワークは一定、高度は一定を維持します。
  4. 直線も、コーナーも一定速度にコントロールすることが練習です。

 

 

これはモータースポーツの基本で、モトクロスバイクの練習は、最初の1か月はひたすら8の字の定常円旋回を練習するのが基本です。

  1. 最初はパイロン1つで練習
  2. 次にパイロン2つで、右左を切り返しありで連続で練習
  3. 指と足と体のバランスを完全にしみこませれば、どんな悪路でもバランスを崩さない乗車姿勢と操作感覚が身に付きます。

 

 

車のラリーやダートトライアルでも同じです。舗装路だと、適当にタイヤのグリップで曲がれてしまうので、練習にはなりませんけど、F1でも同じ。

 

へたくそがいきなりコーナーをコース練習しても、得るものは少なく、レベルアップしなくなります。基本練習は、一般人が考えるよりももっと基本からやり基本に終わるものです。

 

 

 


レッスン番外編 複合旋回の進化系 逆バンク複合旋回

  1. ピッチ、ヨー、ロールで複合旋回する基本はすでにマスターしてますね
  2. 逆ヨー、ピッチフォワードで複合旋回。内側に傾けずに、逆に外に傾いている。
  3. ジョシュアは気に入っているが、何に役立つのかは疑問
  4. スロットルオンで旋回の外側に膨らんでしまう。
  5. でも、外下がりで連続旋回している。

 

実は、数年後に、フリースタイルの煙突の周りを90度のナイフエッジで定常円旋回する技として発展させたパイロットがいる。

わかるかなー、わからないだろうなー。

 

Matty Stuntzとか

 

Dribとか

 

 

レッスン21 ノーズイン旋回 オービット

牧場で練習するところからはじまります。

 

  1. 中心となるオブジェクトを決める
  2. 中心から機体までの半径距離を一定に旋回する。
  3. 中心点にカメラ映像の中心に維持して固定する。
  4. ひたすら旋回を連続し続ける
  5. これは定常円旋回の一種、それだけスピードアップできるかが上級者の証

定常円旋回ができているかどうか、そのテストがこのノーズイン旋回でわかります。

しっかり空気をつかんで、ロールでGコントロールできていれば、きれいな円で一定速度で旋回し続けられます。

 

これは、尊敬するMr Steeleが世界に広めたフリースタイルの技です。パイロットを中心にグルグルまわり、ちびくろサンボのトラのように目が回りそうになる映像が撮影できます。

Mr Steeleはorbit オービット、つまり衛星軌道の公転運動と呼んでいます。月が地球の周りをまわっている動きのことですね。

 


世界一のレッスン動画

ドローン操縦のレッスン動画というば、これ以外にありません。

 

ドローンが世界的なブームになった2016年のことです。

 

 ドローンの操縦を、教習所のレッスンのように各パートに分けて、事細かく解説、手取り足取り教えてくれるひとは、ジョシュア・バードウェルだけでした。

 

 当時はドローンシミュレーターで良いものがなくて、どうやって練習すればよいのか、世界のみんなが困っていたところに救世主が現れました。

 

レッスン動画は英語ですが、今後日本語解説もしようとおもいます。

 


 

 とにかく、動画をみて操作方法を覚えることもできます。

 自分でFreeriderをやらなくても、操作方法だけならなんとなく理解できます。

 でも、Freeriderは無料のデモ版があるので、ぜひやってみてください。

 送信機はTaranis QX7なら120ドル前後で手に入ります。

 

 日本で公式レースにでるなら、技適マークがあるフタバの送信機を買いましょう。実機で飛ばすときにも、人目をはばかることなく使えます。

 

 

 

 


ドローンのフライトシミュレーターはどれを選べばよいのか、こちらに解説しています。

 

Joshua Bardwell

かれは、2014年頃からドローンをはじめ、ドローンのオタクから、現在は世界で最も有名なドローンエンジニアとして、プロ活動をしているひとです。

 

 組み立て解説の動画、設定の動画、商品レビュー、実機での操縦レッスン動画も配信している超有名人です。

 

 私も、ドローンのことのほとんどをジョシュアから学びました。