牧場で練習するところからはじまります。
この8の字旋回が基本マスターの最重要課題です。これがマスターできると、「定常円旋回」で空気をグリップして、空気をつかむ感覚が身に付きます。
逆に、これをマスターしないと草履でアイススケートリンクのコースをつるつる横滑りしているのと変わりません。この練習は、一日30分連続で行ってもいいと思います。
とにかく、クラッシュしては練習にはならない。
本番では絶対にしてはいけないこと。
ジョシュアいわく、武道の世界でも
ゆっくりとスムーズに、スムーズだと速くなる
とのことです。
時間をかけて、スピードを養っていくということを重要視しています。
勢いで、ぶつけて壊してばかりのパイロットは、身の回りにいませんか。
限界を超えないと、上達しない、といっているひとが、結果それほど上達していないことは1年後にわかってきます。壊さないひとが結局、長く練習しつづけてうまくなるとおもいます。
日本トップクラスの上級レベルでも、一番速いタイムを出すけど決勝では墜落というひとがいますが、本当に練習している上級者なら墜落を避けるコントロールができないパイロットは勝つことはできないです。
本番でビビりすぎて遅くて墜落するひともいますが、練習以上の結果をだそうと勢いあまって墜落するようでは完走すらません。
これは、才能とか運ではなく、自分が制御して、練習をきっちりこなせばだれでも習得できることなので、あせらず繰り返しゆっくり練習をすることで、いずれ速い動きが可能になるのです。
具体的には、直線を爆走して、ゲートを急旋回、そしてまた直線加速で爆走。これはダメです。
「定常円旋回の8の字にはじまり、8の字に終わる」
これはモータースポーツの基本で、モトクロスバイクの練習は、最初の1か月はひたすら8の字の定常円旋回を練習するのが基本です。
車のラリーやダートトライアルでも同じです。舗装路だと、適当にタイヤのグリップで曲がれてしまうので、練習にはなりませんけど、F1でも同じ。
へたくそがいきなりコーナーをコース練習しても、得るものは少なく、レベルアップしなくなります。基本練習は、一般人が考えるよりももっと基本からやり基本に終わるものです。
実は、数年後に、フリースタイルの煙突の周りを90度のナイフエッジで定常円旋回する技として発展させたパイロットがいる。
わかるかなー、わからないだろうなー。
Dribとか
牧場で練習するところからはじまります。
定常円旋回ができているかどうか、そのテストがこのノーズイン旋回でわかります。
しっかり空気をつかんで、ロールでGコントロールできていれば、きれいな円で一定速度で旋回し続けられます。
これは、尊敬するMr Steeleが世界に広めたフリースタイルの技です。パイロットを中心にグルグルまわり、ちびくろサンボのトラのように目が回りそうになる映像が撮影できます。
Mr Steeleはorbit オービット、つまり衛星軌道の公転運動と呼んでいます。月が地球の周りをまわっている動きのことですね。
ドローン操縦のレッスン動画というば、これ以外にありません。
ドローンが世界的なブームになった2016年のことです。
ドローンの操縦を、教習所のレッスンのように各パートに分けて、事細かく解説、手取り足取り教えてくれるひとは、ジョシュア・バードウェルだけでした。
当時はドローンシミュレーターで良いものがなくて、どうやって練習すればよいのか、世界のみんなが困っていたところに救世主が現れました。
レッスン動画は英語ですが、今後日本語解説もしようとおもいます。
とにかく、動画をみて操作方法を覚えることもできます。
自分でFreeriderをやらなくても、操作方法だけならなんとなく理解できます。
でも、Freeriderは無料のデモ版があるので、ぜひやってみてください。
送信機はTaranis QX7なら120ドル前後で手に入ります。
日本で公式レースにでるなら、技適マークがあるフタバの送信機を買いましょう。実機で飛ばすときにも、人目をはばかることなく使えます。
ドローンのフライトシミュレーターはどれを選べばよいのか、こちらに解説しています。
かれは、2014年頃からドローンをはじめ、ドローンのオタクから、現在は世界で最も有名なドローンエンジニアとして、プロ活動をしているひとです。
組み立て解説の動画、設定の動画、商品レビュー、実機での操縦レッスン動画も配信している超有名人です。
私も、ドローンのことのほとんどをジョシュアから学びました。