レーシングドローンの組み立てハンダ付け

実際に自分でやる前に、上手な人の手順を動画でみれば、一気に上級者レベルの技能が学べます。

 

使っている道具や温度設定、やり方のコツなどが満載です。

 

初心者は、まず飛ばすことよりも、作ることができないと、機体を完成させられません。

 また、意外と、ハンダ付けをきれいに、うまくやる方法を会得している人は少ないものです。

 

まとめ

レーシングドローンのハンダけ

各部品の配線とハンダ付けのヒント

ハンダ付けで失敗するポイント

【重要度】★★★★★

 

【やりたいこと】

ドローンのFCからモーターまでのハンダ付けをやりたい

ポイント1:ハンダの道具を揃える。

ポイント2:ハンダ付けの技を覚える。

ポイント3:汚いハンダ付けをリカバリーする方法を知る。

 

 


Headline 1

  • コテ温度 350-400度に設定。
  • コテは60W。一番安い30Wだと、熱量が足りないかもしれません。

 

半田自体は200度ぐらいが融点なのに、こて先を400度まで上げておく理由は、基盤や配線、半田に一気に熱をうばわれてしまい、こて先温度がさがるのを防ぐ蓄熱のためです。


手順

  1. 端子にフラックスを塗布する。
  2. 配線コードにフラックスを塗布する。
  3. それぞれ別々にアルミ用ハンダをコテで溶かして着ける。
  4. 端子と配線に固着したハンダ同士をコテの熱で溶かして着ける。

 


pbdのハンダ付け

  1. PDBにハンダをのせる。
  2. escへの電力線をハンダ付けする。
  3. モーターとESCをハンダ付けする。

Fcのハンダ付け

  • FCの端子にハンダを乗せる。
  • escの信号線をハンダ付けする。

vtxとカメラのハンダ付け

映像送信機のVTXには、+(赤)ー(黒)の入力と映像(黄)と音声の4本が出ています。

また、製品によっては、カメラ電源として5Vの電源出力+(赤)ー(黒)の2本があります。

 

【注意】

高級なVTXには耐熱性のシリコンワイヤーが使われており、ハンダ付けで被覆が溶けにくいですが、安いVTXなどは、塩ビの被覆なので、銅線にハンダを載せただけで、被覆が溶けます。特に、26ゲージの細い配線は溶けて、ショートの原因になりやすいです。

 

【対処】ハンダ付けするところから20mm程度だけシリコンワイヤーに替えます。

 

 


受信機のハンダ付け

SBUSという通信方式では、電源の+ーとパルス信号の3本をFCのUART(通信接続端子)にハンダ付けします。

 

【注意点】Betaflightで、RXをオンにして、ソフト上もつなぐ必要があります。


FCからESC、モーターのハンダ付け

被覆チューブ

被覆チューブは125度ぐらいで、熱で縮んでハンダ付けした銅線を絶縁するためのものです。

通常1m単位で切り売りか、色んな太さに対応した詰め合わせセットが販売されています。 通常は、黒ですが、赤、青、黄色、透明などもあります。大阪の日本橋、東京の秋葉原などの電子パーツ屋さんで買えます。

 

 


被覆チューブを熱するためのヒートガン

ヒートガンは、ヘアドライヤーの先が細いもので、局部を熱することで被覆チューブをシュリンクさせます。

 

 一般的には、ライターの日であぶったりしています。

 しかし、炎の温度が高すぎると、配線が燃えたり、変形したり、黒焦げになったりするので、ヒートガンがあると、とてもキレイでスマートな仕事が可能になります。

日本だと高品質な業務用で高いですが、海外ではホビー用の安い機種があります。