崖の下のポニョ ドローン回収

今日のスカイグラウンド

 

まとめ。

 

  • 安いVTXを使っている友達と一緒に飛ばしていると、よく混信して映像がブラックアウトする。
  • 見えなくなったら、場所を記憶して、即ディスアーム。
  • 落としたところに近づいたら、ブザースイッチ・オン。
  • 茂みは、マムシがいる夏は注意。
  • 長袖、長ズボンで捜索しないときずだらけ。
  • 枝で目をつかないように、サングラスもおすすめ。

コース下の森に

今日はAコースを夕方から設営して、ガンガン練習をはじめたKさん。

 

日頃の整備不良のせいか、FPV映像がノイズでみえなくなり、ブラックアウト。

 

崖の下のポニョをそうさくすることに。

 


この崖の下の森は、9月10日のドローンレース練習会でも、参加者の機体を飲み込んだ、危険地帯です。

 

ピットから約100メートルで、FPV映像の電波も弱くなります。そして、映像が見えなくなって、墜落と。

 

ブザーは必須

草の茂みに、機体を落とすと、目視では全体に発見することはできません。
黒いフレームに、青いプロペラなど、緑の草の影では目立たないので、見えません。

 

なので、落としたら、送信機のブザーのスイッチをオンにして、耳を済ましてください。

機体の周辺30メートル以内まで近づかないと、聞こえません。

 

しかし、墜落の衝撃で結構、バッテリーのベルトが切れて、バッテリーがぶっ飛んで、ブザーがならないこともあります。

 


★ドローンにつけるブザー


★命綱ロープ

 

崖を滑り転げないように、登山ロープ30メートルはほしい。降りても、上がって来れるとは限らない。

 Fは命綱の登山ロープがなかったので、投光器に使う、延長の電源コードリールから、30メートル伸ばして、使用しました。ないときには、工夫すれば良いのです。

 

 

崖を降りるときの命綱?
充分な強度があるものではないと思いますが、坂を昇るときの支え程度で使用しています。

 

ロープが無いときの代用品のコードリール

意外と、丈夫で切れませんでした。

 

20メートル下の草木がしげる崖のしたまで、仕事でつかう電源コードを伸ばして、ダウンヒル。

 

ブザー音が聞こえる方向に向かって、2メートルもある茅の茂みをかきわけること約15分。

 

やっと、回収。

 

20メートルの電源コードをつたって、よじ登ってきて、笑み満面のKさんでした。

 

 


崖の下のドローンを回収する便利グッズ

最後に、大切なドローンレーサーを創作するときに便利なグッズをご紹介しておきます。

 

 


★小型のエンジン草刈り機

 

人が進めない草木の茂みを伐採しながら、ドローン機体をさがします。

 

初夏から夏にかけて、草刈りを頻繁に行っています。

 

 

電動式 マキタ製
1バッテリーで約20分
音も静か、軽い、お手軽。
10分だけやって、やめるが可能。

充電時間が長いので、連続で作業できない。

 


エンジン式

小型で軽量。パワーはエンジンでは最小だが、機材の重量が軽い。混合ガソリンで約1時間は作業できる。

作業能率は、電動の3倍以上。

Fのマイ草刈り機はこのタイプ。森に機体を落としたら、崖に道を作って捜索するため。

 


★水分補給 スポーツドリンク

 

真夏は脱水症状に注意。崖を降りる前に、500mlの水をがぶ飲みしましょう。

そして、もう1本、ペットボトルのドリンクを携行。

 

水分補給は1時間に1リットル以上。崖の坂を昇り降りすると、すぐ熱中症になります。心拍数が上がり、息が切れだしたら、心筋梗塞の危険があります。

経口補水液、または汗で失われるミネラルを補給するポカリスエット。

 

 


イバラのトゲで茂みをススメないこともあります。

 

★ノコギリでカット。

 

 


大きな丸太が横たわって、前にススメない。そんなときにはこれ。

とはいえ、初めての素人が使えるようなものではありません。

 

 

 

エンジンのチェーンソーが便利です。

メンテナンスの油きらさないように。

 


空撮ドローンで、空から捜索。

 

★DJIファントムで空から捜索すればいいのに、とおもうこともあります。しかし、結局、カメラ映像の解像度では、機体は見えません。
でも、あれば便利なこともある。

 


今回もやはり活躍したのが、FPVゴーグル。

墜落した機体のVTX周波数に合わせて、機体のFPVカメラで周辺の映像を見て、場所を特定します。

今回は、木の枝の上に引っかかっていたドローンが空に向かって、木の枝と葉を映していました。捜索人が近づいて、木を揺らすと、ドローンの映像も揺れるので、「あ、近づいてきた!」ということがわかります。

 

Fatsharkは4-6万円もしますが、これは1万円以下です。入門者には練習用に1年間ぐらいは充分かも。

 

以上、ドローンを捜索するときのノウハウでした。