ドローン操縦テクニック 中級練習3 縦の動き

縦の動き

ドローンレースは基本平面にフラッグを置いてライントレースするコースづくりが一般的です。

 

しかし、ドローンは飛行機であり、高度を自在にコントロールできます。

 平面的なラジコンカーのようなコースから、空もの特有の立体的な動きを取り入れたコースの練習について紹介します。

 

 


 

 

 また、飛行機も、ドローンも、操縦席、FPVカメラは上部についているため、目標物の上空を通過するときに、手前から地面の目標物が目視できなくなります。

 

 自分の機体の下にあるゲートを、手前から連続的に目視し続けて、潜り抜けるには、機体をハーフロールさせて、ゲートを目視しながらターンしてくぐることが必要です。これがスプリットSターン(スプリットS)という基本テクニックです。

 

 


スプリットSターン

スプリットSターンは、フリースタイルのドローンの動きで最も多用されるかっこいい縦のターンです。

 

 大きな木の上を、木の表面をカメラでなめながら、ぐるりとターンして木の根元の隙間を潜り抜けてターンする映像を見たことがあると思います。

 鳥で言えば、ツバメ返しかな。

 

 


具体的なやり方は、参考動画を見てください。

 

 

関西勢がぼろ負けの大阪駅前レースイベント

スプリットSターンができない関西勢が撃沈した2017年大阪でのレースイベントがありました。

 

 → 詳細は当時の記事

 

大阪の駅前の広場で、テニスコートほどの狭いスペースに設置されたコースで、 三角コーナーのように、角っ子に高さ2メートルのロープを張って、上から下に潜り抜ける三角形のセクションがありました。

 平面コースでしか練習したことない関西勢のパイロットは、自分たちのやり方では、三角形のゲートは機体の下側にあり、それを通過するときにはカメラの視野の外になり、見えません。

 関東勢は、ハーフロールしてスプリットSで縦にターンしてクリアしていました。

 どうしても通過できないロープゲートに、次々と関西勢は撃沈。コースを1周もできないありさまでした。