参加者の皆さん、お疲れ様でした。
テクニカルで楽しいBコースは平面的なAコースと比べてかなり難しいコースです。
コース練習は47ヒート!(47ヒートx3機)
たっぷり練習していただけたと思います。
前回のレポートで書ききれなかった話を追加しておきます。
関西系のパイロットたちが忘れられない2017年夏の出来事「大阪マチミラ、魔のトライアングルの悪夢」。
参加者の誰もが忘れたい苦い思い出を風化させないために、もう一度おさらいしておきましょう。
あの大阪駅の前で行われたドローンレース大会、屈辱のマチミラ。
バスケットコートのような狭いコース。
鬼門(北北東)の方向の角に地面から2メートルの高度にロープで張られた3x3x4.5mの二等辺三角形。
当日、突然のコース変更で現れたセクション。
次々とパイロットたちが吸い込まれ撃沈した、あの魔のトライアングルです。
マタギができずにほぼ全滅だった関西系パイロットたちの悪夢。その一方で、妙にうまい関東勢
なんとしても、地元大阪の大会で、関東勢に入賞を持っていかれないレベルまで持っていかなければいけません!
で、どうするのか。
FPVでは、カメラ映像でゲートをとらえつつ、高速でターンをするには、基本スキルとしてスプリットSが必須です。(スプリットSは空を優雅に飛ぶフリースタイルだけの技ではありません!)
しかし、ベテランを含むほとんどのパイロットは、高度2メートル以下の低空かつ平面的なコース、つまり横の動きだけの操縦に慣れ過ぎていました。
2016年までは、それでも良かった。大きな大会でも、初心者でも参加できるイージーで高速なコースづくりに甘んじざるを得なかったから。
今は2017年、せっかく空は広いのに、ゲートやフラッグを平面的にクリアするひとが多いです。確かに、速いんですけど、それでは成長がありません。(これでは、地面を這うラジコンカーレースと変わりません)
国内上位レベルの公式レースでも、マタギのゲートを真上を通過せずに、横からUターンしてお茶を濁している人が多いです(これはミスコースになります)。
あのマチミラ以降、徹底的にスプリットSを練習してきたひとりの男の生きざまをご紹介していきます。
10月8日の練習会でも、(超荒削りながら、)全開スロットルを唸らせながら、ゲートをぶち抜けていきます。
(今後リリースされるある動画をみてください)
第2話、S男の動画につづく